今回は、漫画『税金で買った本』に登場する主要キャラクターを紹介します。
『税金で買った本』は、10年前に借りた本をなくしていたヤンキー高校生・石平が、図書館でアルバイトを始めるところから物語がスタートする作品です。
個性豊かな図書館職員だけでなく、石平の友人や図書館を利用する人たちなど、さまざまなキャラクターが登場します。
本記事では、それぞれの特徴や人物関係について分かりやすく紹介していきます。
※本記事には漫画『税金で買った本』のネタバレを含みます。
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『税金で買った本』の人物関係は、主人公・石平を中心に「図書館で働く人たち」と「石平の友人・図書館の利用者」に分けて見ると分かりやすくなります。
石平は、小学生のころに借りた本をなくしていたことをきっかけに早瀬丸や白井と出会い、その後、図書館でアルバイトを始めます。
まずは、石平を中心とした主要キャラクターの関係性を相関図で確認してみましょう。
【現在使用している相関図画像をここに配置】
相関図を見ると、物語の中心となっているのは石平と図書館職員たちの関係です。
早瀬丸や白井をはじめとした職員たちと一緒に働くことで、石平は図書館の仕事や本について学んでいきます。
一方、灰坂や山田は図書館で働く前から石平を知っている友人です。
図書館で見せる姿だけでなく、ヤンキー高校生としての石平を知る人物でもあり、職員たちとは違った関係性を持っています。
【税金で買った本】キャラクター一覧


- 石平
- 白井
- 早瀬丸
- 茉莉野美波
- 梨原規香
- 松浦英理
- 角野光
- 繁松恭次
- 今村
- カホ
- 朝野亜沙子
- 灰坂
ここからは、『税金で買った本』に登場する主要キャラクターについて、それぞれの特徴や石平との関係性を紹介していきます。
石平紀一
- 本作の主人公であるヤンキー高校生
- 興味を持ったことを自分で調べるのが好き
- 図書館でアルバイトをするうちに本や図書館が好きになっていく
『税金で買った本』の主人公。
小学生のころに図書館から借りた本を10年間返していなかったことが発覚し、「もう時効だろ」と切り抜けようとします。
しかし、図書館職員の白井から本の弁償を求められたことをきっかけに図書館と関わるようになり、その後は図書館でアルバイトをすることになります。
見た目や言動はヤンキーらしい石平ですが、実は非常に好奇心旺盛。
父親から、気になったことは自分で本を使って調べた方が勉強になると教えられていたこともあり、興味を持ったことを自分で調べることが好きです。
早瀬丸や白井たちと一緒に働きながら図書館の仕事を知り、次第に本や図書館そのものにも興味を持つようになります。
バイトが休みの日にも図書館を訪れ、一日中過ごすことがあるほどです。
白井里雪
- 筋肉ムキムキの図書館職員
- 本や図書館を非常に大切にしている
- 石平には厳しく接しながらも成長を見守っている
石平が働く図書館の職員。
一目見ただけでも分かるほど体を鍛えており、筋肉ムキムキの見た目が特徴です。
本や図書館を非常に大切にしているため、本を返さない人やルールを守らない利用者には強い態度を見せることがあります。
また、利用者に対してもかなりストレートに意見を伝えるタイプです。
白井が体を鍛えるようになった背景には、自分より弱い人を狙う人間を目の当たりにしてきた経験があります。
そのため、自分が軽く見られないよう体を鍛え、現在のような姿になりました。
迫力のある見た目とは対照的に、言葉や表情を使って利用者に対応できる早瀬丸のことを尊敬しています。
早瀬丸小夜香
- 石平が働く図書館の職員
- 図書館に関する知識や経験が豊富
- 石平の成長を見守る先輩のような存在
石平や白井と同じ図書館で働いている職員です。
大学では司書資格について学んでおり、そこで得た知識を実際の仕事で活かせる機会が訪れると、嬉しそうに石平へ教える姿を見せています。
人に何かを教えることが好きな「教えたがり」な一面も早瀬丸の魅力です。
図書館には、何度連絡しても本を返してくれない人など、さまざまな利用者が訪れます。
早瀬丸は筋肉や威圧感に頼る白井とは違い、言葉や表情を使いながら対応することができる人物で、白井からも尊敬されています。
石平が子どもへの読み聞かせなど、これまで経験していなかった仕事に取り組む姿を見て成長を感じるなど、石平を見守る先輩職員のような存在でもあります。
今村まひろ
- 本の寄贈を担当している女性職員
- 緊張しやすく、相手に強く言うことが苦手
- 苦手な仕事にも向き合いながら成長している
図書館で本の寄贈を担当している女性職員です。
緊張しやすい性格で、利用者に対して強く意見を伝えることを苦手としています。
特に苦戦していたのが、図書館では必要としていない本を持ち込んだ利用者への対応です。
せっかく本を持ってきた相手の気持ちを考えてしまい、なかなか寄贈を断ることができませんでした。
茉莉野美波
- 図書館へ異動してきた正規職員
- プライドと承認欲求が強い
- 石平や非正規職員たちとたびたび衝突する
図書館へ異動してきた正規職員です。
自分が評価される目立つ仕事には積極的な一方、地味な仕事を周囲へ任せようとするなど、登場当初は図書館職員たちと衝突することが多い人物です。
プライドが高く、周囲から認められたいという気持ちが強いのも茉莉野の特徴。
仕事に対する考え方が石平やほかの職員と大きく異なるため、図書館で働くうえでの「正規職員と非正規職員」という立場の違いを描くキャラクターでもあります。
梨原規香
- 一般図書係で働くベテラン職員
- 明るく親しみやすい性格
- 本の選び方をめぐって角野と意見がぶつかる
図書館の一般図書係で働いているベテラン職員です。
明るく細かいことをあまり気にしない性格で、石平にも比較的親しみやすく接しています。
図書館に置く本を選ぶ「選書」にも関わっており、利用者からよく借りられる本を重視する考えを持っています。
一方、資料として残す価値などを重視する角野とは、選書に対する考え方が異なるため意見がぶつかることも。
松浦英理
- 一般図書係で働く女性職員
- 本の除架・除籍を担当している
- 茉莉野に振り回されながらも見捨てない優しい人物
一般図書係で働く女性職員です。
主に、読まれなくなった本を書架から移動させる「除架」や、図書館の蔵書から外す「除籍」に関わる仕事を担当しています。
図書館というと本を購入する仕事が注目されがちですが、限られたスペースを維持するためには、本を整理して減らすことも必要です。
松浦のエピソードでは、そうした図書館の仕事について知ることができます。
茉莉野に仕事を任されて苦労することもありますが、それでも完全には見放せない優しい性格の持ち主です。
角野光
- 資料係のチーフを務める職員
- 本や図書教育に対する思いが強い
- 選書をめぐって梨原と意見がぶつかる
資料係のチーフを務めている女性職員です。
司書教諭や学校司書としての経験もあり、本や図書教育に対する強い思いを持っています。
図書館が購入する本を決める選書では、利用者から人気の本だけでなく、長く残す価値のある本についても重視しています。
そのため、貸し出される本を重視する梨原とは意見が衝突することもあります。
どちらかが正しいというわけではなく、限られた予算でどの本を購入するのかという図書館ならではの難しさを表している2人です。
繁松恭次
- 移動図書館の運転手
- 見た目は強面だが優しい性格
- 石平と気が合い、兄貴分のような存在になる
移動図書館の運転を担当している男性です。
強面でガテン系の見た目をしていますが、利用者に本を届ける仕事を大切にしており、人の役に立つことを素直に喜べる人物です。
移動図書館は、図書館まで足を運ぶことが難しい人たちへ本を届ける重要なサービス。
繁松の登場するエピソードでは、建物の中だけではない図書館の仕事について知ることができます。
ヤンキーの石平ともすぐに打ち解け、石平から慕われる兄貴分のような存在になります。
カホ
- 図書館を利用している女子高生
- 家のニオイに長年悩んでいる
- 石平たちとの出会いをきっかけに問題と向き合う
図書館を利用している女子高生です。
借りていた本に強いニオイがついてしまったことをきっかけに、石平や白井と関わることになります。
母親が家を片づけることを苦手としており、幼いころから家のニオイに悩んできました。
カホ自身も消臭剤などを使って改善しようとしていましたが、自分一人ではなかなか解決できずに苦しんでいます。
本の弁償という図書館の問題から、家庭環境やニオイというデリケートな問題へ話が広がっていく印象的なエピソードに登場するキャラクターです。
朝野亜沙子
- 児童図書を担当する職員
- 石平を「石平少年」と呼ぶ
- 人を褒めながら仕事へ巻き込むのが上手
児童図書を担当している職員です。
石平のことを「石平少年」と呼び、子どもへの読み聞かせを勧めた人物でもあります。
子どもは失敗を重ねながら成長するものだと考えているため、子どもに対しては比較的寛容。
一方、大人にはしっかりしてほしいという考えを持っており、大人になりつつある石平に厳しく接することもあります。
石平が仕事をしながら小さな子どもたちにも臨機応変に対応している姿を見て、その適性に気づくなど、人の長所を見つけることが得意です。
相手を褒めながら自然に自分のペースへ巻き込み、新しい仕事に挑戦させることもあります。
灰坂坑太
- 石平の不良仲間
- 誰にもひるまない石平に憧れている
- 石平は喧嘩でトップを狙える人物だと考えている
石平と関わりのある友人です。
上から目線で絡んでくる先輩にもひるまず立ち向かう石平を見て、「かっこいい」と憧れるようになります。
石平の喧嘩の強さを高く評価しており、喧嘩の世界でトップを目指せるだけの器を持っていると考えています。
そのため、そんな石平が図書館でアルバイトをし、本や利用者と真剣に向き合っていることは灰坂にとって意外な姿でもあります。
山田栄介
- 石平の友人
- 自分のことを「バカ」だと自覚している
- 図書館で働き始めた石平を気にかけている
石平の友人です。
自分自身のことを「バカ」だと自覚しているなど、どこか憎めない性格をしています。
石平が図書館で働いていると知った際には、嫌々働かされているのではないかと気になり、様子を確かめるために図書館を訪れました。
真面目に働く石平を見て驚きながらも、観察してみると以前と変わらない「面白いやつ」のままだと分かって安心します。
昔から石平を知っているからこそ、図書館職員とは違った角度から石平を見ることのできる人物です。
【税金で買った本】キャラクターまとめ
『税金で買った本』には、主人公の石平をはじめ、個性的なキャラクターが数多く登場します。
一見すると怖そうな白井や、人に教えることが好きな早瀬丸、児童係の朝野など、図書館職員だけでも性格や考え方はさまざまです。
また、図書館を利用する人や石平の友人たちとのエピソードを通して、図書館の仕事やルールだけでなく、人との接し方や日常生活で起こる問題についても描かれています。
石平がさまざまな人と関わりながら、本や図書館について知り、少しずつ成長していくところも『税金で買った本』の魅力です。
今後登場するキャラクターにも注目していきましょう。

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