今回は、漫画『ひらやすみ』の個人的に好きな名言・セリフを紹介していきます。
『ひらやすみ』は、29歳のフリーター・生田ヒロトと、美大進学のために上京してきたいとこの小林なつみを中心に、平屋での穏やかな日常を描いた作品です。
派手な展開が続く作品ではありませんが、ヒロトたちが何気なく口にする言葉には、悩みや不安を抱えているときに心を少し軽くしてくれるようなものがたくさんあります。
2025年にはテレビドラマ化され、2026年には第71回小学館漫画賞を受賞するなど、さらに注目を集めている作品です。
この記事では、そんな『ひらやすみ』の中から、個人的に印象に残った名言・セリフを紹介します。
※本記事には物語の内容に触れる部分があります。ネタバレが気になる方はご注意ください。
- ひらやすみが気になっている人
- ひらやすみが好きな人
- ひらやすみの名言を知りたい人
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今回紹介する名言・セリフはこちらです。
ヒロトやなつみ、はなえなど、登場人物の関係を先に確認したい方は「ひらやすみの相関図・キャラクター一覧」も参考にしてください。
- 私しゃこんなイケメンと飯食ってんだってサイコーに幸せだい
- 幸せとか?
- ありがとうばーちゃん
- くよくよ考えたってしょうがないじゃん
- 私しゃあんたが心配だよ
- 友達の、意外な意思の強さに驚いたバイト初日でした。
- お前といるときがめちゃくちゃ楽しーんだよ
私しゃこんなイケメンと飯食ってんだってサイコーに幸せだい
和田はなえ(ばーちゃん)の名言です。
デイサービスで切り絵を作ったはなえ。
施設のスタッフからは、結婚経験もなく一人で暮らしている寂しいおばあちゃんだと思われているのではないかと話します。
しかし、そんなはなえがヒロトに伝えたのがこの言葉です。
結婚している、仕事で成功している、お金を持っている。
一般的にはそんなものが「幸せ」と考えられがちですが、はなえにとってはヒロトと一緒にご飯を食べられる日常も十分に幸せな時間であることが伝わってくるシーンです。
『ひらやすみ』には、「幸せの形は人によって違う」と感じさせてくれる場面がたくさんあります。
何気ない夕食の時間にも幸せを見つけている、はなえらしさが詰まった好きなセリフです。
幸せとか?
ヒロトのセリフです。
もうすぐ30歳になるヒロトに対して、はなえは結婚や定職に就くことなど、「次の段階の幸せ」を考えないのかと尋ねます。
それに対してヒロトは、そもそも「幸せ」についてあまり考えたことがないと答えます。
29歳でフリーター。
定職もなく、結婚もしていないヒロトは、一般的な価値観だけで考えると将来を心配されても不思議ではありません。
しかし、本人は今の生活を楽しんでいます。
「幸せになるために何かを手に入れなければならない」と考えるのではなく、目の前の日常を自然に楽しんでいるのがヒロトという人物像が現れているなと感じました。
ありがとうばーちゃん
ヒロトのセリフ。
ヒロトが風邪気味で咳をしているところを見ると、喉に良いカリン酒を渡してくれた。
風邪気味で咳をしていたヒロトのために、はなえが喉に良いカリン酒と切り絵を渡してくれた場面。
ヒロトはうれしそうに笑いながら、はなえに感謝を伝えます。
くよくよ考えたってしょうがないじゃん
ヒロトのセリフ。
大学生活がうまくいかず、不安を抱えていたなつみから「悩みとかないの?」と聞かれたヒロトが、自分の考えを伝えた場面です。
『ひらやすみ』の中でも、特にヒロトらしさが表れているセリフだと思います。
ヒロトは何も考えていないわけではありません。
過去には俳優を目指していた時期もあり、思い通りにならなかった経験もしています。
それでも、答えの出ないことをずっと考え続けるのではなく、今できることや目の前の生活を大切にしています。
この言葉を聞いたなつみも、再び大学へ向かうきっかけをつかんでいきます。
個人的には、「悩んではいけない」という言葉ではなく、「考えてもどうしようもないことまで抱え込み続けなくてもいい」
と背中を押してくれる言葉のように感じました。
忙しかったり、人と比べて落ち込んだりしたときに思い出したくなるセリフです。
私しゃあんたが心配だよ
和田はなえのセリフです。
はなえが骨折して入院したと知り、ヒロトはすぐに病院へ駆けつけます。
一人で暮らしているはなえにとって、心配して会いに来てくれるヒロトの存在はとても大きなものでした。
しかし、はなえが心配したのは自分自身よりもヒロトのこと。
人が良く、困っている人を見ると放っておけないヒロトだからこそ、いつか悪い人に利用されるのではないかと心配します。
この場面を読むと、二人が単なる「近所のおばあちゃんと青年」ではなく、いつの間にか本当の家族のような関係になっていることが分かります。
ヒロトがはなえを大切に思っているのと同じように、はなえもヒロトのことを心から大切に思っている。
人とのつながりの温かさを感じられるシーンでした。
友達の、意外な意思の強さに驚いたバイト初日でした。
なっちゃんのセリフ。
大学で知り合った友人と同じアルバイト先で働き始めたなつみ。
大学で一緒に過ごしているだけでは分からなかった友達の一面を、アルバイトを通して知っていきます。
普段とは違う環境でも、しっかり自分の意見を相手へ伝える友達の姿を見て、その意志の強さに驚きます。
友達になったからといって、その人のすべてを知っているわけではありません。
学校、アルバイト、家族の前など、場所が変われば見えてくる一面も変わります。
新しい環境へ踏み出したからこそ、なつみが友達の新たな魅力に気づくことができた場面でもあります。
人との関係が少しずつ広がっていく、なつみの大学生活らしいシーンだと思います。
お前といるときがめちゃくちゃ楽しーんだよ
ひできの名言。
高校時代、ヒロトとヒデキは一緒に映画を作っていました。
しかし、完成した映画は映画部の顧問から酷評され、ヒロト自身も作品について「面白くない」と振り返ります。
それでもヒデキにとって大切だったのは、映画の出来だけではありませんでした。
ヒロトと一緒に映画を作っていた時間そのものが、とにかく楽しかったのです。
大人になったヒデキには、仕事や家庭、子育てがあります。
高校時代のように、好きな友達と好きなだけ遊べるわけではありません。
だからこそ、つらくなったときには昔と変わらず接してくれるヒロトのところへ行きたくなってしまいます。
成功したか、失敗したか。
役に立ったか、意味があったか。
大人になると結果ばかりを考えてしまいがちですが、「一緒に過ごした時間が楽しかった」ということ自体にも大きな価値があります。
ヒデキとヒロトの長年の友情が伝わってくる、個人的にかなり好きなセリフです。
まとめ
今回は、漫画『ひらやすみ』の個人的に好きな名言・セリフを紹介しました。
『ひらやすみ』の魅力は、ヒロトたちの何気ない日常の中に、ふと心に残る言葉が登場するところだと思います。
特にヒロトは、周囲の人たちが悩んでいても無理に正解を教えようとはしません。
一緒にご飯を食べたり、話をしたり、いつも通りの日常を過ごしたりする中で、結果的に相手の心を少し軽くしています。
仕事や学校、人間関係などで少し疲れているときに読むと、「そんなに焦らなくてもいいのかもしれない」と思わせてくれる作品です。
今回紹介した以外にも、『ひらやすみ』には心に残るセリフがたくさんあります。
今後も印象に残った名言があれば、随時追加していきたいと思います。



最後まで読んでいただきありがとうございました!


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